深夜の着信と『牛池』の昔話。時間外労働の強要から自分を守る「静かな拒絶」|「決定版まんが日本昔ばなし101」【94/50】

「 静寂を、守る。 」 というキャッチコピーが書かれた、たげたぽこ(tagetapoco)のブランドイメージ画像。

「いつまでに作ってほしい」という指示の裏にある、明らかに時間外労働を前提とした業務量。そして、当たり前のように鳴り響く深夜の着信――。あなたの職場では、そんな時間外勤務が日常化していませんか?

​実は、書籍『決定版まんが日本昔ばなし101』に収録されている『牛池』という昔話には、現代の過酷な労働環境にも通じる「ある強烈な教訓」が残されています。

​今回は、この物語が教えてくれる真実と、私が理不尽な深夜電話に対して下した「ある決断」の体験談をお話しします。

目次

昔話『牛池』が残した教訓|冷遇された人が静かに去っていく理由

『決定版まんが日本昔ばなし101』(川内彩友美 著、講談社)の中に掲載されている『牛池』というお話をご存じでしょうか。

欲張りな祖母から24時間365日の織物労働を強いられ、最後には食事抜きで修理を命じられた娘が、耐えかねて牛とともに池に身を投げて(消えて)しまうという悲しい昔話です。

この物語が残す教訓は、「人は冷遇されるといずれどこかに行ってしまう」ということです。

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現代の職場に蔓延する「時間外勤務の強要」というリスク

よくあるのが、時間外勤務の強要です。

いつまでに、作って欲しいという指示はあるものの、どう考えても、時間外勤務でないと処理できない業務です。

これを一度受けてしまうと、次から次へと依頼してきます。

時間外勤務は際限ないのです。

いちばん驚いたのが、深夜の電話です。

どう考えても、仕事の時間ではありません。にもかかわらず当然のように電話がかかってきます。

さすがに頻発したので丁重にお断りしました。時間内の明日に相談しましょう。

それでも、電話がかかってきたので無視しました。

深夜一時、スマートフォンの画面を伏せる時

ーー後日談ーー

深夜の一時、静まり返った自宅の寝室。消灯された部屋の中で、枕元に置いたスマートフォンの液晶画面が突然、青白く光りだす。画面に浮かび上がるのは、勤務先からの着信を知らせる文字。無機質なバイブレーションの振動音が、フローリングの床に伝わり、重く響く。布団から手を伸ばし、光る画面を見つめる。しばらく見つめたあと、通話ボタンには触れず、本体の側面にある電源ボタンを静かに押し込む。画面が沈黙し、部屋は元の深い暗闇に戻る。スマートフォンを画面が見えないように伏せて置き、そっと目を閉じる。

まとめ:あなたの勤務先では時間外勤務が常態化していませんか?

まとめ

人は冷遇されるといずれどこかに行ってしまいます。

そのきっかけは時間外勤務です。あなたの勤務先では、時間外勤務が常態化していませんか?

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