周りの人の机の上を見て、「どうしてあんなに書類が山積みなんだろう?」と不思議に思ったことはありませんか?
実は、そんな些細な油断が、のちに自分を大パニックに陥れるフラグかもしれません。
本記事では、川内彩友美氏の著書『決定版まんが日本昔ばなし101』に登場する『そら豆の黒いすじ』という昔話のあらすじを交えながら、私の営業時代の苦い教訓を振り返ります。机の上が一瞬で「ひっちゃかめっちゃか」になったあの日のリアルな光景と、そこから得たビジネスの組織論をお届けします。
昔話『そら豆の黒いすじ』のあらすじと込められた教訓
『決定版まんが日本昔ばなし101』(川内彩友美 著、講談社)の中に掲載されている『そら豆の黒いすじ』という昔話をご存じでしょうか。
そら豆たちが旅の途中で危険に晒された際、仲間と協力して難を逃れたものの腹の虫が治まらず、川を渡る途中で落ちてしまった仲間を見て「罰が当たった」と笑っていたところ、笑いすぎて自分の頭が割れてしまったというお話です。通りがかりのお針子に黒い糸で頭を縫ってもらったことで助かりましたが、これがそら豆に黒いすじがある由来とされています。
このお話から得られる教訓は、「人の失敗や不幸を笑う前に、まず自分の行いや身の回りを省みるべきだ(人の振り見て我が振り直せ)」ということです。
「人の振り見て我が振り直せ」成句に学ぶ教訓
その教訓から、人のことを笑う前に、自分の行いを慎みましょう。ということです。
成句で表すなら、「人の振りみて我が振り直せ」です。
営業現場で起きたパニック!他人の書類の山を笑えない理由
実際に、営業の現場では、些細なきっかけでパニックに陥るときがあります。
他の人の机の上を見れば、書類の山です。どうすれば、こうなるのか、不思議に思うほどです。
そんなある日、営業担当が代わり、あれも、これも、やらなければ、気づけば、机の上は書類で山積みとなっていました。
どうすれば、こんなに山盛りになるのか、お客様から見積依頼・仕入れ先への見積依頼、仕入れ先の納品書・請求書・受領書、お客様に届ける見積書・納品書・請求書・受領書と、ひっちゃかめっちゃかになっていたのです。
1m角の机の上に厚さ5cmほど積まれていたのです。
こうなってくると、もはや、笑うしかありません。笑いながら、ひたすら事務処理ですね。
ーーある日の光景ーー
グレーの事務机。15インチのモニターの半分が、左右にうずたかく積まれたA4用紙の山で隠れている。見積書、請求書、赤文字の「至急」の付箋。どれから手を付けていいか分からず、キーボードの上に置いた両手が宙で止まる。フロアに響く、他人のシュレッダーの音や電話のコール音が、どこか遠くの出来事のように聞こえる。乾いた笑いが喉から漏れ、自分の額に手を当てる。かつて隣の席の書類の山を見て、小さく鼻で笑った自分の記憶が脳裏をかすめる。目の前の白い紙の束が、まるで割れたそら豆の頭のように、机の上で不気味に広がっている。
書類の山を秒でクリアにする!上司直伝の事務処理・整理法
まずは箱に落とす!1枚ずつ処理していく片付けの鉄則
手始めに、箱をひとつ用意して、箱の中に書類を落とします。
机の上はまっさらになりました。
ここから、1枚1枚、事務処理しながら整理です。
整理してからではなく「事務処理を先」にする理由
整理してからでなく、事務処理が先です。
実は、この方法は上司から教わりました。結局、1枚ずつしか処理できないのです。
ならば、1枚ずつ箱から拾い処理していくのです。
【組織論】切迫した現場への人員投入と合理的なノルマアップ
さらに、たった一日で、これほどの量です。すかさず、営業事務員の追加を要請しました。あっさり受理されたものの、事務員一人分のノルマも追加され、事実上のノルマアップです。この当たりはやむを得ないと思いました。
結局、追加された事務員は専属でなく、他の営業の兼任にもなったのです。合理的に考えれば、当然ですね。
と、今思えば、もしかして、これが狙いだったのか、合法的に仕組まれました。さすがです。
まとめ
全体をみて、切迫した状況があれば、そこに人を投入しましょう。
こういうところは大方、誰がやっても同じ状況になりやすいからです。

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