『ねずみの嫁入り』から学ぶ|正面突破ではなく、間接的なアプローチの末に本丸へ届く|「決定版まんが日本昔ばなし101」【100/50】

「 1枚に、込める。」 というキャッチコピーが書かれた、たげたぽこ(tagetapoco)のブランドイメージ画像。

分厚い提案書を抱えて直談判に挑み、撃沈していく営業マン。

一方、1枚のA4用紙だけを渡して静かに笑みを浮かべる営業マン。

​この2人の決定的な違いは、提案のクオリティではありません。「誰に、どうやって本丸(決裁者)へ運んでもらうか」の設計にあります。

​広大な世界を動かした『ねずみの嫁入り』の連鎖構造には、自分が売り込むのをやめ、現場の担当者を「社内の最強の味方」に変えるアプローチの真髄が隠されています。

​一見遠回りに見えて、実は最速で決裁まで辿り着く「間接的なアプローチ・プロセス」の秘密を紐解きます。

目次

『ねずみの嫁入り』に学ぶ|本丸(決裁者)を動かす間接アプローチとは?

「キーマンに会えない」営業マンが陥る正面突破の罠

「キーマン(決裁者)に会えない」 「一世一代の提案書なのに、本丸の扉の前で弾かれてしまう」

営業の世界ではよく「本丸がダメなら外堀から」と言われますが、あなたの普段の営業スタイルはどちらでしょうか?

いきなり本丸(決裁者)を狙うストレートなアプローチでしょうか。それとも、外堀から固めるじっくり型でしょうか。

おそらく、案件の規模や相手の組織構造によってまちまちだとは思います。しかし、大きな案件になればなるほど、外から正面突破で本丸のドアを叩いても開くことはありません。

連鎖で崩す「太陽・雲・風・壁・ねずみ」の構造

ここで今一度、昔話『ねずみの嫁入り』の構造を思い出してみてください。

ねずみの父親は最初から世界一の存在(太陽)を目指しましたが、いきなり太陽と戦ったわけではありませんでした。

  • 太陽は「雲」に覆われて破れる
  • は「風」に吹き飛ばされて破れる
  • は「壁」に遮られて破れる
  • そしては、足元の「ねずみ」に穴を開けられて破れる
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直談判はNG!現場の担当者を「社内最強の味方」に変える根回し術

足元の「壁の悩み(現場の痛点)」を深く掘り下げる重要性

連鎖の果てに、ねずみは自分たちの世界で一番(唯一無二の立ち位置)を取ることで、結果として世界全体を動かしました。

この構造は、ビジネスや営業のアプローチと全く同じです。

自分が売り込むのをやめ「お客様が社内で提案する」仕組みづくり

一番届けたい「本丸(決裁者)」へ直接アプローチして撃沈するくらいなら、周りから丁寧に根回しを行い、間接的に本丸へアプローチする方法(外堀を埋めるプロセス)を選ぶべきです。

つまり、「あなたが直接売り込むのではなく、あなたの代わりにお客様(現場の担当者)が、社内の決裁者(本丸)へ提案したくなる仕組みをつくる」ということ。

【勝敗を分ける思考法】成約率が上がる「A4用紙1枚の提案書」

足元の現場が抱える「壁の悩み(痛点)」を深く掘り下げ、担当者が上司へそのまま通せる「1枚の武器」を渡すこと。それこそが、一見遠回りに見えて、実は最も確実に本丸の扉を内側から開ける「最短のアプローチ」なのです。

ーー後日談ーー

昼下がりの打ち合わせスペース。担当者の目の前に置いたのは、何十ページもある分厚い提案書のファイルではなく、1枚のA4用紙。そこには、現状の課題、導入による費用対効果、そして決裁者が懸念するリスクの回避策だけが、余白を活かしてシンプルに整理されている。紙を指でなぞりながら一通り目を通した担当者が、ほっと胸をなでおろし、「これなら、そのまま今日の夕方の役員会で上司に見せられます」と笑みを浮かべる。自分が決裁者の部屋へ直接乗り込む必要など最初からなかったのだと、担当者がその1枚の紙をクリアファイルに大切に仕舞う動作を見つめながら静かに察する。

まとめ

結局、1枚の紙にまとめられるかが、勝敗を分けていたのです。

分厚い提案書が担当者のデスクで放置される理由

社内で根回しをしてもらうにも、分厚い提案書や何枚もある資料を渡されたら、現場の担当者もうんざりしてしまいます。

​一瞬で理解される「たった1枚の紙に要約するスキル」

そこへ、たった1枚の紙に要点が凝縮された資料があれば、担当者も上司に説明しやすく、一瞬で理解されます。

本丸を動かしたいなら、まずは「たった1枚の紙に凝縮するスキル」を磨くことから始めましょう。

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