中小企業への転職や就職活動の際、内定が出てホッとしたのも束の間、面接官から「白紙の雇用契約書」を差し出されたら、あなたならどうしますか?
「とりあえずサインして、働きながら条件を確認しよう」──もしそう考えているなら、非常に危険です。
この記事では、川内彩友美さん著の『決定版まんが日本昔ばなし101』に収録されている民話『六助いなり』のあらすじや結末、そしてそこに隠された教訓を紐解きます。
物語の中で欲を出して自滅した六助の姿は、形を変えて現代のビジネスシーン、特に「雇用契約」の場に驚くほど当てはまります。
私の実体験に基づくリアルな「白紙契約の恐ろしさ」と、面接で差し出されたときの具体的な対処法、そして地雷企業を賢く避けて優良企業を見つけるための意外と簡単大事なチェックポイントを詳しくお伝えします。
民話『六助いなり』のあらすじと結末に隠された教訓
『六助いなり』※1
という民話をご存じでしょうか?その教訓は、成句でたとえるなら、蛇足です。
※1出典川内彩友美 著 「決定版まんが日本昔ばなし101」P188 発行所:株式会社講談社
現代のビジネスに潜む罠「白紙の雇用契約書」の恐ろしさ
正直ものの六助が、狐を助けたお礼に「願い叶うおふだ」をもらうものの、欲を出して余計な願い(蛇足)を書き加えたために、最終的にすべてを失ってしまうお話です。
その教訓は、現代のビジネスシーン、特に「雇用契約」の場にも驚くほど当てはまります。
そもそも「白紙契約」とは何か?
実際に、雇用契約書を取り交わすとき、白紙の雇用契約書にサインするよう求められた経験ありますか?
書かれた文言は、『雇用契約書』『名前』『印鑑』のみで、雇用の条件は一切、書かれていません。こういう契約書のことを白紙契約といいます。
雇い主の都合で自由に書き換えられるリスク
この契約書の恐ろしいところは、雇用条件を雇い主の都合で自由に決められてしまうということです。
こんなことあるわけないと思うかもしれませんが、よくある話です。私がこれまで面接を受けた中小企業でも、何度も白紙契約書を出されてきました。
恐ろしい世界です。
この時、「雇用条件は」とは、聞いてはいけません。何も知らないふりして、受け取り、後日、退きましょう。
【実体験】私が中小企業の面接で白紙契約書を出された日
ーー後日談ーー
面談室の長机。パイプ椅子の向かい側に、社長が座っている。差し出された1枚のA4用紙。上部に『雇用契約書』とだけ印字され、中央の勤務地、給与、労働時間の欄はすべて網掛けの空白になっている。社長が細いボールペンを机に置き、顎で署名欄を指す。窓の外をトラックが通り過ぎる音が小さく響く。用紙の白さが、蛍光灯の光を反射して眩しい。懐から自身の三文判を取り出し、朱肉につける。文字のない空白をただ見つめ、静かに印鑑をポケットへ戻す。両手で紙の端を掴み、椅子を引いて立ち上がる。
まとめ:『六助いなり』の教訓から学ぶ優良企業の見分け方
『六助いなり』の六助は、自分で余計なことを書いて身を滅ぼしました。しかし、白紙契約書は「相手に何を書き込まれるか分からない」という、いわば逆の恐ろしさを持っています。
白紙契約は何のために作られたか、経営者の立場に立つとおのずと、経営状況もみえてきます。
優良企業の見つけ方は意外と簡単です。「

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