日本昔ばなし『たぬきと彦市』のとんち話の結末から、現代ビジネスにおける「正しい情報一本化の教訓」を見抜けている人はごくわずかです。
営業展開の裏で流れる嘘の情報。それに踊らされる周囲を沈静化させ、主導権を取り戻すにはどうすればいいのか?
本記事では、物語のあらすじをベースに、実際の営業現場で起きた「プロジェクターに拡大された来期延期の数字」が物語るリアルな事実を交え、社内のかく乱を無力化する知恵を解説します。
日本昔ばなし『たぬきと彦市』のあらすじ:とんち話の結末と教訓
「たぬきと彦市」※1
その教訓は、かく乱です。
※1 出典:川内彩友美 著 「決定版まんが日本昔ばなし101」P124 発行所:株式会社講談社
現代の営業現場で起きた「身内のかく乱」と嘘の情報
お客様のもとで営業展開していると、ごくたまに嘘の情報が流れてくるときもあります。
まさかの身内によるかく乱ですね。
これって、足引っ張ってるのか?何をしたいのだろうか?
この案件の主導権は誰だろうか?
と、自分に問うと、相手の動きが手に取るように見えてきます。
え?こんなこと実際にあるのか?嘘のような話だけど、実際にありました。
どうやら、この案件を早く獲得したいらしく、周りの人間を早く動かすために、嘘の情報が流れていました。
ただ、お客様あっての商売ため、こちらの都合で動く訳にはいかず、周りの沈静化をはかりました。
ーー後日談ーー
営業フロアに、売上予測の修正メールが連打される。A社員がキーボードを叩き、上司のデスクへ進捗報告書を突き出す。周囲の社員が電話機を掴み、大声で話し始める。私はノートPCを開き、顧客の署名入り議事録と、来期予算案のPDFファイルをプロジェクターで壁面に投影する。画面に「来期4月以降に延期」の文字と数字が拡大される。動きが止まる。A社員は突き出した報告書を引っ込め、自席へ戻る。フロアの電話が切られる。A社員はパソコンの画面を見つめたまま、マウスを握る手を動かさない。隣の席の社員が、椅子をA社員から30センチ遠ざける。
まとめ
何が本当で、何が嘘のなのか、
お客様の状況を見れば誰もが納得しました。
これをきっかけに、情報が1本化されて、嘘の情報を流した人は裸の王様になりました。
結局、この案件はすぐに決まらず来期に持ち越されました。

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